ケニア産エッジドクォーツ03 レインボー

エッジドクォーツは、蝕像水晶と言われ、
地中の温度や圧力の変化、フッ化水素を含んだ熱水の浸蝕等により、水晶が溶解され、表面に蝕像ができたり、独特の複雑な形状がつくられたものです。
　
ケニアで産出したこちらの水晶は、
すりガラスのような神秘的な面と、
ガタガタに三角形の折り重なりがワイルドな面とで構成されています。
　
何度も溶かされては再結晶化して、
その神秘的な印を表面に刻んだのでしょう。

滞っていたことを、動かす原動力になるようなエネルギー。
初めの一歩の力強さ。
何度立ち止まっても、柔軟に形を変えながら、
本当はどこに向かっていけばいいのか？を
確かめながら確実に結晶化してきたその姿は、
威厳に満ち、根拠のない自信を肯定してくれる、
最愛の友のよう。
　
人生の転機にたつひとへ。
自分がここにいること、
今ここをしっかり実感したい人へ。
　
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撮影の際、広い範囲に淡い虹がみられました。
虹は石の内部にある成長由来の傷（クラック）に、
取り込まれた光が見せる景色です。
　
動物は生存の知恵で、傷を隠したり、かばったりするのがあたりまえですが、
石や植物たちは、傷を活かしてぐんぐん成長するように思います。
まるで傷を勲章にして、いいでしょー！って見せてくれているような気がします。
　
私のところにやってきた石たちは、
知らないうちに虹を見せてくれる子がとても多いです。
この子もお迎えした時は虹は見えませんでした。
　
石の中に広がる世界を、よーくよーく覗いてみたら、そっと見せてくれる宝物かもしれませんね。
ご縁のある方へ。
　
▪️ケニア産
▪️74㍉×19㍉×15㍉
▪️49.9㌘
▪️レインボー